ハイレゾダウンロードカードをCDに無料でつけた理由
【岡本司/ Bagus records 代表取締役、レコーディングエンジニア】
ハイレゾってどういう事?
音質がいいんですか?
なんてよく聞かれます。
映像で例えてみると、
映画なんかを家庭で見るときのメディアは、VHS→DVD→Blu-rayに進化していますよね。
なんとなくですがブルーレイにあたるのが情報量の多いハイレゾなんです。
音楽制作の現場でも同様に、アナログテープ→デジタルテープ→ハードディスクレコーダー→DAWと技術は向上しています。
ですけど、音楽のメディアに関しては30年以上前の技術のCDが主流。
未だ変わらず。これって不思議ですよね笑(ここで少し音質がダウン泣)
過去にはCDよりも情報量の多い音楽メディアも何度か出たのですが、普及しませんでした。
そうこうしてる間に、パソコンやスマホからメディアなしに聴けるようになっちゃって
メディアを必要としない時代になりました。
そこで現れたのがハイレゾです。
パソコンや端末からアプリやソフトがあればCDよりも情報量の多い音で聴ける。
CDになる前のいい音質のまま聴けるんじゃないかっ!
てな具合に。
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どんな音かってなると、
また映像に例えると、
画像の荒いVHSやDVDで見るよりもBlu-rayで見る方が、俳優の表情、景色の臨場感、なんかがよく伝わりますよね。
スポーツ見てても。
ハイレゾは音がスムーズで、ミュージシャンの表現とか、現場で感じる音や、空気感とかがより感じられるんです。
例えば、CDだと少し「カクカク」してたり、「物足りないな」って感じる帯域があったり、逆に「はっきりとした輪郭のある音」が滲んでしまったり、粒子が粗くなる。
レコーディングの現場ではみんなハイレゾのクオリティで作業しているんですよ、 実際ね。
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音の好みもあるけど、「聴き心地」とか「曲へののめり込み方」なんかはやっぱりハイレゾだと違うと思う。
で、もう一回聴きたいなって思うし、思ってくれたら嬉しい。
今回ダウンロードカードをつけた、AKIRA NAKAMURA Trickstewart Band「櫂(kai)」は空気感や熱さを重視した生演奏・アナログ録音なので、より楽曲の良さを感じ取ってもらえるかと思います。
ミュージシャン達の「バグース(最高)!」っていう瞬間をそのまま届けたい。CDを購入していただいた方にも同じように「バグース(最高)!」と楽しんでもらいたいです。
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※ハイレゾ音源のみのご購入も可能です。
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